羽毛ふとんについて

京都金桝は責任の持てないふとんは製造しておりません。

自社基準で厳しくチェックを行っておりものづくりもこだわってしております。
そのため各組合や協会等のラベルはつけておりません。

羽毛の特徴

羽毛ふとんはピンからキリまであってよくわからないとか、ふとんは中が見えないのでよくわからないとか耳にすることがあります。
羽毛の最大の特徴は他のふとんの中綿にくらべて圧倒的にふくらむところにあります。
ペランペランの薄いふとんよりもたっぷりふくらんだふとんのほうがあたたかいだろうなというのは誰しもが想像つくと思います。少し荒っぽい言い方ですがふとんは中身が見えないですが見た目よくふくらんでいるふとんの方が空気をたっぷりふくんであたたかくなります。
ですから適度な量がありますがたくさんの量をいれたほうがあたたかくなります。

またもうひとつの特徴に非常に通気性がよく多少の湿気であれば干さなくても乾いてくれます。だから羽毛ふとんは干さなくていいから 扱いも楽ですよといわれます。ただこれが伝言ゲームのようになり干さなくていい→干してはダメと理解されている方もありますがそれは間違いで干してもかまいません。ただ直射日光にあて続けると、がわ生地がひやけして傷みますのでカバーを付けたまま干すか陰干しがおすすめです。

よくある質問

【吹き出し】について

質問のひとつに羽毛の吹き出しというのがあります。
結論から申し上げますと羽毛ふとんの生地で全く吹き出さない生地はありません。
羽毛の生地は他の生地に比べ非常に高密度に織られる事により中の羽毛を出にくくしております。
しかしあくまで出にくい生地であり出ない生地ではありません。現代の生地メーカーの技術は非常に優れておりクレームと送られてくるほぼ100%が検査したらA品であるというのが事実です。

【におい】について

他に質問で聞くのがにおいです。
これも結論から言うと動物の体毛ですからにおいは必ずあります。
人によりいやなにおいは違っており感じ方も人により個人差があります。これも乱暴な言い方になりますが、他の人の家のにおいは感じるけど自分の家のにおいは感じにくいでしょう。
においは季節によっても変動があり温度が高く湿気の高いほうがにおいやすいです。
現在の洗いのレベルは海外・国内ともに上がっておりこれも検査するほぼ100%がA品であるのが事実です。
においは使用しているうちに自然に消えるのであまり問題はありません。
においが気になる場合は2~3日天日に干してください。
また京都金桝の羽毛は輸入してから日本国内で必ず再洗浄又は再加工しておりますので安心してお使い下さい。

京都金桝羽毛原料のこだわり

品質管理

羽毛原料・生地ともに公的検査機関で検査を行い基準に満たすものを使用しています。
また品質表示は公的検査機関による検査結果に基づいて表示しております。

羽毛検査風景

品質向上(パワーアップ加工)

京都金桝の羽毛ふとんに使われる羽毛原料は必ず日本国内でパワーアップ加工を行なっております。
これは輸入の際圧縮されて入荷する羽毛原料を蒸気でほぐし羽毛の間にある臭いの原因となる小さなほこりを除去するためです。
またこの工程を行うことにより羽毛原料のふくらみが増します。

①計量を行ないます。約50kg

②高温に熱してほぐしながら約20リットルの水を噴霧します。
抗菌加工等行なうときはこのときに一緒に薬剤を投入します。

③冷却しながらメッシュ状のところから塵やほこりを除去します。

④その工程の間に強力な磁石で鉄粉等不純物を除去します。

安心安全な羽毛の出来上がり

品質向上(日本国内再洗浄)

京都金桝の扱う羽毛原料の中でもグースダウンは基本的に日本国内で再洗浄を行なっております。
海外洗浄したものを再度日本国内で洗浄することにより不純物を取り除きさらに品質を向上させるためです。
洗浄した後パワーアップ加工を行なうためより品質が高く清潔な羽毛ができあがります。

羽毛の良し悪しは一般的にはどれだけふくらむかということです。
ダウンの大きさ等できまります。
色や原産地で優劣がきまるものではありません。
どれだけ管理されて品質(ふくらみ、清潔さ)が一定化しているかが大事です。

羽毛の基礎知識

羽毛のがわ生地

羽毛用生地は羽毛の柔らかさ、かさ高性等の特性を十分に生かすため、薄手で風合いのソフトな生地が望ましい。又、羽毛の圧縮、回復性能を生かすために通気性もある程度必要である。一方、羽毛は生地からの吹き出しが発生しやすく、これを防止するために通常のジャケット用、布団用の生地は使用できない。
従って細番手の糸を使用して高密度に織った生地をローラーにかけて糸を押しつぶして糸と糸の隙間を小さくする加工(ダウンプルーフ加工)をしたものが使用される。

種類は生地の組成・細さ・織り方によってわけられる。

組成
綿
ポリエステル
綿/ポリエステル混
他レーヨン等現在いろ
いろな生地が開発されている。

細さ
綿は番手、ポリエステルはデニールで表す。
番手は数字が大きければ大きいほど細くデニールは数字が小さいほど細くなる。

織り方

  • 平織(ブロード)
    たて糸とよこ糸が一本ずつ交互に交差した最も単純な組織。
    軽いが風合いが固くなりやすく、パリパリとしたペーパーノイズがおきやすい。
  • 綾織(ツイル)
    布面に斜めに畝が現れて見える組織。この畝を綾目または斜紋線という。
    平織は単純に1本とばしに織っていくが1本とばし2本とばしの要領で織っていくので、やわらかく光沢もある。ただし同じ糸番手で織るとやや厚地になる。
  • 朱子織(サテン)
    たて糸かよこ糸のどちらか一方が4本以上浮き、交差点が規則的に飛んで位置をずらしている組織。糸の浮きが長いため光沢がありソフトだが羽毛ふとん地では打ち込み本数が多く望まれる。そのため細い糸が使用される。

羽毛ふとんの側生地に要求されるのは軽さと柔らかさです。より細い糸を使ったサテン織が軽くてやわらかいですが、その分コストは上がっていきます。

羽毛原料について

フェザー(Feather)
表面より裏面に向かって少し湾曲した羽軸を持ち、その両側に柔らかい羽枝があり、さらにその左右に小羽枝がついている。

ダウン(Down)
羽軸をもたない羽毛で、ダウン、綿羽等と呼ばれる。
小さな元羽軸とその先端から派生した2本以上の羽枝からなる水鳥羽毛で、幹羽軸がないもの及び幹羽軸が明瞭でないもの。
布団はこのダウンの大きさによりかさ高がきまります。

ダックダウン
アヒルのことです。食用の北京ダックやフォアグラ用のムラー種等飼育期間によりダウンの大きさは異なりますが生育するまでに2~3ヶ月とグースに比べて体は小さくダウンの大きさも小さいです。

グースダウン
ガチョウのことです。生育するまでに4~5ヶ月と飼育期間も長く首が長く体も大きくダックに比べてダウンの大きさも大きいです。飼育期間が長いことから飼育費用もダックよりかかるためにコストも高くなります。
中でも次代のために卵を生むために育てる鳥マザーグースは飼育日数もかかり高級ではあるがダウンも大きく非常にかさのある羽毛ふとんができます。

色について
一般に表記はホワイトとグレイ(シルバー)にわかれます。品質と色は全く関係ありません。
ホワイトと呼べるのはグレイ羽毛混入率1.5%のものです。
余談ですが1.5%以下のため3%グレイが入ったらグレイダウンと呼びます。見た目ほとんど白ですがグレイ表記のものもあります。